令和05年11月24日(金)
京都仏眼鍼灸理療専門学校様をお迎えしての工場見学です。
今にも泣きだしそな天気。
記念撮影を雨の降っていないご来店直後に。
これから服がヨモギの粉塗れになる事はだんまりです。
少し脇道にそれます。
何度か書いていますが天気ともぐさのお話。
「晴れは天気が良くて、雨降りは天気が悪いのか?」
天気予報を見ていると、晴れはお出かけ日和とかお天気が回復などと伝えます。
一方、雨降りなら、お天気は下り坂とか恵みの雨などと言っているでしょうか。
もぐさも、点灸は「良いもぐさ」で温灸は「悪い(粗悪)もぐさ」と表現しがちですが、
点灸も温灸も原料(スタート)は同じヨモギです。
原料からヨモギの葉の裏の白い毛をどの程度抽出(精製)するかによって、
透熱向きだとか温灸向きのもぐさなどと分類します。
治療をする方または治療を受ける方にとって、どれだけ治療効果が認められるのかで
その方にとっての道具の良し悪しが決まるのではないでしょうか。
お料理教室の様に原料から順々にもぐさへと変化していく様。
そして排出されるヨモギの葉の裏のもぐさにならない白い毛。
百聞は一見に如かず。
もぐさの売価は精製度合いなのです。
どうか帰り道も渋滞せずに京都まで。
来年もお待ち申し上げております。