一冊の本が届きました。お世話になっている先生からでした。
せっかく贈って頂いた本だし、次回お会いした時には感想を言わねば的なノリでページをめくっていましたが。
読み進めるうちに「おしり歩き運動」これは一度試してみなくてはと思い現在実践中です。
著書の内容を全て書き写してしまえば皆様にもご理解いただけるのでしょうが、流石に道義に反しますのでかいつまんでお伝えします。
腰痛が劇的に治る運動法があると聞いたのですが?
「おしり歩き」自体は昔からある運動です。私も口伝で聞いた方法です。
「おしり歩き」をしてはいけない症状の人はいますか?
腰椎に炎症を起こしている人はやめた方がいいかもしれません。
神経に炎症が起きていると、痛い腰を指圧した時、気持ち良くならないで、かえって痛くなる人です。
そういう人は、何らかの原因で神経に炎症を起こしていると考えられるんです。
そういう人はまず、病院の整形外科に行って、骨の異常があるかないかをを見てもらい、骨に異常がない場合、内臓の疾患が疑われるので、内科に回され検査を受けるわけです。
今回の運動にお灸は使いません。
腰痛が劇的に治る運動法
夏のよもぎ採取の季節ともぐさの製造が始まり石臼を本格的に稼働させる期間。
私も腰痛に悩まされます。
年を重ねるにつれて痛みが強くなっている気もします。
下手の横好きで腰にお灸をすえたり、腰痛体操なる健康法を知人からご教授頂き腰痛緩和対策をしていました。
立ち止まり考えてみれば、原因が分からず腰をぐりぐりローリング。
正しいのか正しくないのかも分からない状態が続くこと自体不安になります。
健康 Check !!
腰が痛いか痛くないかの前に著者は先ずご自身の健康度合いを知ることを進めておられます。
紹介が遅くなりましたが、著者の竹内廣尚先生は東洋鍼灸専門学校の元校長先生で東洋医学を噛み砕いてお話をされる事に定評があり「家族でできる健康法」と銘打って日本全国で講座が開設される御仁です。
- 立った時のからだの動きで分かる元気度。
前後に揺れ動く人:頭で考え納得しないと信じないタイプの人
左右に揺れ動く人:やけ食いしたりする人
回旋する動きの人:大腸や消火器系統に負担のかかるタイプの人 - 寝た時の足先の形で分かる疲れ方。
逆ハの字になっている人:まずは健康な人
足先が前に倒れる人:体が疲れている
片方が倒れている人:腰椎に異常があると思われる人
両足が外側に開き、倒れている人:精力減退、過労気味な人
足を片方に無意識に乗せている人:乗せている側の身体が疲れています - 寝姿でも分かる疲れ方。
手を頭に挙げて寝ている人:胸郭が開き呼吸が楽になります
手を頭の後ろで組んだり、頭を押さえている人:頭の血液循環の悪い人
胸の前で肘を曲げて、手は握っている人:肝臓が疲れている人
膝を曲げて寝ることが多い人:腰に問題のある人が多い - 季肋部(肋骨あたり)の温かさで分かる健康状態。
肝臓部分は血流が多く温かく、脾臓部分は赤血球を破壊するところで冷えているのが正常な状態です。この状態を肝温脾冷と言います。
腰痛の原因
- 内臓疾患から?
内臓疾患からのケースは残念ながら「おしり歩き」運動での改善は難しいようです。 - 生活習慣から?
さらに読み進めていきましょう!!
キーワードは骨盤です。
骨盤は体の要と言われ、脚の骨である大腿骨と脊椎の間にあって、いくつかの骨の組み合わせで構成されています。上半身と下半身を結ぶ体の中心に位置ています。
とりわけ仙腸関節
骨盤の中でもこの仙腸関節の動きが身体の中心の動きであり、身体のバランスを整える作用が有る事が分かってきています。
加齢や運動不足、出産による骨盤周りの筋肉が弱り仙腸関節が正しく働かないために腰痛や肩凝りの症状が有る人が多くおられます。
腰痛は外くるぶしにでる!!
腰が痛いと来院する患者さんの場合、足関節の外くるぶしの周囲の圧痛を調べてみます。
反応がある場合、胸椎、腰椎になんらかの問題があります。
つまり骨盤にゆがみがある人が多いのです。
外くるぶしの周りの痛いところを刺激して、痛みをとると、一時的に腰痛は楽になります。こんな人は要注意!
- 1から5番までを押して痛みがある人 → 腰椎に問題がある人
- 10、11、12番を押して痛みがある人→ 胸椎に問題がある人
更に詳しい内容が知りたい方は、下記リンクをクリック
著作:『腰痛が劇的に治る運動法「おしり歩き」』
著者:竹内廣尚-東洋鍼灸専門学校元校長
発行:アートデイズ
誰でもできる簡単「救急操法」
「おしり歩き」の第4章では、7項目の緊急回避方法を紹介。
- 偏頭痛
頭の痛い方の反対側の足のくるぶしの写真の位置(ツボ=申脈)に痛刺激を与える。 - 二日酔い・乗り物酔い:気持ちが悪くなり、吐きそうになった時。
右手で左ひざ内側下を、左手で右ひざ側下をクロスさせて押さえる。
吐き気が止まります。 - 心筋梗塞-心臓が弱く、苦しい時に、自分でできる対処法。それが指組み
狭心症の発作や心筋梗塞の予防にも役立ちます。
指には心臓の働きと関係深い経路が4本通っています。
指組みは、これらの経路を的確に刺激することで、心臓の働きを整えると考えられています。
右手を下からでも左手を下から組んでも順番はどちらからでもOKです。
例えば<写真を参考にして下さい>
右の小指を下に、薬指・中指・人差し指と組んで30秒間組み続けます。
次に、左小指を下にして、同じように薬指・中指・人差し指と組み30秒間組みます。
これを3回繰り返し行います。組んでいる時は力を入れて組むことがポイントです。
指を組んだ時に、指が痛かった人は毎日、繰り返し続けると、胸部が楽になります。 - 食中毒:治療後にもう一度下痢があるかもしれませんが治ります。
第2趾の指裏に墨(マジック)をつけ指を折り曲げる。
墨のついた足の裏の箇所にお灸をすえる。
食中毒だと熱くないので、熱くなるまで何度もすえる。
(足が震えるほど熱くなったら終わり。) - 寒気どめ:身体半分づつを交互に行います
術者は患者の左側に座る。
右手を患者の背中(お乳の下)に当て、左手はおへその線上の腰部の硬いところ(ツボ=腎兪)へ当てます。<写真を参考にして下さい>
3~4分くらいで、当てている側の身体半分の寒気が止まります。
その後は反対側も同様に行います。 - 魚の骨のとり方:のどの知覚神経と知覚神経がなくなる境目が危ないのです。
前腕部の手のひら側で、手首と肘の真ん中あたり(ツボ=郄門)を押さえ、前後に5~6回動かす。
すぐに骨が抜け落ち、楽になります。 - 便秘:苦しい時、急いでいる時の対処法
食事をする → 胃が膨らむ → 排便中枢が刺激される → 腸が動き出す
食事後に便がでやすくなるメカニズムです。
しかし、便秘の方は、そのリズムが狂ってます。
そこで、排便を促すために、指の指圧で排便中枢を刺激します。
便座に座って写真のように、右手の人差し指をさすって圧を加えます。
1分程で効果が出ます。
これは人差し指には大腸に通じる※経絡がある事と関係しています。
漢方医学では、気血の流れる道を※経絡といい、体に問題があるとき、その経絡上にあるツボを刺激して、状態を改善できることをもとにした救急操法です。
知っていると知らないとでは緊急時に大きな差が生じます。
※ 救急操法はR03年06月下旬より順次に公開します。(著者・出版社に承諾済み)
竹内鍼灸治療院 竹内整骨院│腰痛・肩こり・スポーツ外傷など
院長:竹内廣尚 (たけうちひろなお)
“東京都府中市にある竹内鍼灸治療院 竹内整骨院では、腰痛・肩こりなどの慢性的な不調をはじめ、スポーツ外傷や交通事故が原因のむち打ちなどの症状に、鍼灸師・あん摩マッサージ師・柔道整復師が、一人ひとりに適したオーダーメイドの施術を行います。
〒183-0022
東京都府中市宮西町5丁目3-3
竹内鍼灸治療院
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